トゥールーズに所属する日本代表FWオナイウ阿道(25)は、10月以降スタメンから外れることが多くなっている。その中、フランスメディア『Les Violets』は6日、オナイウ阿道の現状に関する見解を述べた。
同選手は今年7月に明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスからトゥールーズへ完全移籍。7月24日に行われたリーグ・ドゥ(フランス2部)開幕節・ACアジャクシオ戦でデビューすると、第2節・ナンシー戦から10試合つづけて先発出場し、5ゴールをマーク。しかし、10月の代表ウィーク後は6試合でわずか2試合の先発出場にとどまっており、ゴールをあげていない。
また、今月6日に行われた第17節・ニオール戦では先発出場したものの59分で交代。チームも1-2と敗れている。くわえて、先月に行われたFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選のベトナム戦とオマーン戦では、日本代表メンバーに招集されていない。
その中、『Les Violets』はオナイウ阿道の調子が下がっている原因として、代表招集による疲労蓄積や対戦相手からのマークの厳しさを挙げているほか、戦術面での問題点も指摘。FWリース・ヒーリー(27)が3トップの中央で好パフォーマンスを発揮し続けていることもあり、オナイウ阿道は主に左サイドで起用されている。ただ、かつてアルビレックス新潟でプレーしていたブラジル人FWラファエル・ハットン(25)らと同じくフィットしていないことから、フィリップ・モンタニエ監督はオナイウ阿道を復活させるためにもシステムの変更を行う必要があると主張している。
なお、トゥールーズは第17節終了時点で9勝6分2敗、勝ち点「33」で首位に立っている。また、今月22日にニーム戦を終えると、およそ2週間の中断期間に突入する。
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