Jリーグ アルビレックス新潟

元新潟チアゴ・ガリャルドに欧州挑戦終了の危機…外国人枠巡り問題発生

チアゴ・ガリャルド 写真提供: Gettyimages

 かつてアルビレックス新潟に在籍していたブラジル人MFチアゴ・ガリャルド(32)は、現在ラ・リーガ(スペイン1部)のセルタ・デ・ビーゴでプレーしているが、早くも母国復帰が噂されているようだ。3日、ブラジルメディア『TORCEDORES』が伝えている。

 同選手は今夏の移籍ウィンドウで、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のSCインテルナシオナルからセルタへ1000万ユーロ(約13億3000万円)による買い取りオプション付きの1年レンタルにより加入。8月末のラ・リーガ第3節・アスレティック・ビルバオ戦でデビューすると、ここまでリーグ戦12試合に出場していたが、先月27日開催の第15節・アラベス戦では前半24分に負傷交代している。

 その中、セルタはリーガMX(メキシコ1部)のクルス・アスルに所属するメキシコ代表MFオルベリン・ピネダ(25)の獲得を狙っている模様。ラ・リーガの規定にあるEU圏外枠の関係により、チアゴ・ガリャルドは今後数週間以内にイタリア国籍を取得する必要があるとのこと。取得できない場合にはレンタル打ち切りとなり、SCインテルナシオナルへ復帰するものとみられる。

 なお、チアゴ・ガリャルドは2017年に当時ブラジル1部のポンチプレッタから1年レンタルによりアルビレックス新潟に加入。主力として期待を寄せられる中、シーズン中盤まではJ1リーグ23試合に出場するなど好きパフォーマンスを披露。しかし、9月以降は公式戦での出場がなく、シーズン終了後に期限付き移籍期間満了により退団していた。

 32歳のして欧州挑戦を実現させ、バルセロナやレアル・マドリードの選手たちとピッチ上で対峙したチアゴ・ガリャルドは、今年9月のメディアインタビューで「欧州での現役引退」を目標に掲げていた。それだけにピネダの去就とあわせて、チアゴ・ガリャルドの動向も気になるところだ。