Jリーグ ジュビロ磐田

J2優勝磐田・大津祐樹の“人数縛り”撤廃提言に海外から賛同の声「フィンランドには…」

ジュビロ磐田のホーム ヤマハスタジアム 写真提供: Gettyimages

 ジュビロ磐田に所属するFW大津祐樹(31)が明治安田生命J2リーグの優勝セレモニーの参加人数に関するルールの改定を訴えたことは、Jリーグファンの間で反響を呼んでいる。その中、かつてアルビレックス新潟やセレッソ大阪でプレーしていたFW田中亜土夢(34)もこの話題に関心を寄せているようだ。

 ジュビロ磐田は今季、5月中旬の第14節・ザスパクサツ群馬戦からリーグ戦8連勝により一気に勝ち点を上積みすると、8月9日開催の第24節・ヴァンフォーレ甲府戦以降はリーグ戦無敗を維持。11月14日の第39節・水戸ホーリーホック戦で勝利してJ1昇格を決めると、28日に行われた第41節・ザスパクサツ群馬戦で0-0のドローに終わったものの、2位の京都サンガも引き分けたため、最終節を残してJ2優勝が決定。群馬戦後には優勝セレモニーが執り行われた。

 その中、ジュビロ磐田の快進撃を支えてきた大津祐樹は、11月30日にSNSを更新。DF大井健太郎(37)がシャーレを掲げる瞬間の写真をアップするとともに「優勝してシャーレを掲げる時、その試合の18人しか入れないって制度。怪我や累積が重なると参加できない。18人だけではなくチーム全員でこの瞬間を共有したい。優勝する為にチームみんなで掴み取ったタイトルだからこそ、この制度が変わってくれると嬉しいなーって思ったので呟いてみてます。笑」とセレモニーの参加人数に関して言及。横浜F・マリノスでともにプレーしていたMF扇原貴宏(30)が「めちゃくちゃ賛成です!笑」と返信していたほか、多くのJリーグファンから大津祐樹の意見に賛同する声が上がっていた。

 すると、現在フィンランド1部のHJKヘルシンキに所属する田中亜土夢も、2日に自身のSNSアカウントを通じて「大津選手の意見はよくわかるな。 怪我人やメンバー外も一緒に戦ってきたメンバーだからこうやってみんなで祝えたほうが絶対良い!」と大津祐樹の意見に対して理解を示している。くわえて、自身がHJKヘルシンキでタイトルを獲得した時のセレモニー写真をアップするとともに「フィンランドにはそのルールは無い」とコメントを残している。

 なお、大津祐樹の要望に対しては、今月2日にJリーグの広報担当が『Jリーグ公式note』を通じて回答。「大津選手が意見したくなる気持ちは心から理解できます」とした上で、「『後世に伝える』という目的を実現するためには、その試合で優勝を達成したことの証としてベンチ入りしたメンバーが明確になる必要があると思いますし、表彰時にはユニホームを着用した状態であることも必須となります」と現行のルールに対する理解を求めている。