韓国プロサッカー連盟は先月29日、Kリーグ1(韓国1部)の今季最優秀選手候補を公式発表したが、明治安田生命J1リーグのFC東京が獲得を狙っているとされるFWチュ・ミンギュ(31)が名を連ねた。
身長183cmをほこるチュ・ミンギュは、ソウル・イーランドや蔚山現代など複数のKリーグクラブをへて、昨年に蔚山現代から済州ユナイテッドへ完全移籍。蔚山現代ではレギュラーに定着できなかった中、移籍1年目の昨季もKリーグ2(韓国2部)で27試合中14試合の先発出場にとどまっていた。
しかし、済州ユナイテッドが1部昇格を果たして迎えた今季は、リーグ戦で24試合に先発出場して17ゴールをあげている。そして上位6クラブによって争われているKリーグ1ファイナル(プレーオフ)では5試合中4試合を終えた段階で5ゴールをマーク。今季Kリーグ1得点王のタイトル獲得がほぼ確実となっている。
そんなチュ・ミンギュの去就を巡っては、済州ユナイテッドとの契約を来年12月まで残す中、FC東京とシンガポールプレミアリーグのライオン・シティ・セーラーズが獲得オファーを提示したと伝えられていた。
その中、韓国プロサッカー連盟は今季のMVP候補を発表。大邱FCのブラジル人MFセシーニャ(32)や蔚山現代のMFイ・ドンジュン(24)、全北現代のDFホン・ジョンホ(32)とともに、チュ・ミンギュもノミネートされている。
なお、韓国プロサッカー連盟は最優秀監督賞やヤングプレーヤー賞、それにベストイレブンの候補もあわせて発表。ベストイレブンの候補には、かつて柏レイソルでプレーしていたMFキム・ボギョン(32)や元FC東京のMFナ・サンホ(25)、元アビスパ福岡のMF邦本宣裕(24)らが選ばれている。また、これら4つの個人タイトルの受賞者は今月7日に発表予定となっている。
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