ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズに所属する日本代表MF三笘薫(24)は今月15日、FIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選・オマーン戦で鮮烈デビューを飾っている。この一戦でのパフォーマンスには、日本国外で注目を集めているが、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCへの復帰を望む声も上がっているようだ。19日、イギリス・ブライトンの地元メディア『サセックスライブ』が伝えている。
三笘薫は明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレで活躍すると、東京五輪男子サッカー競技に出場した後にプレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCへ完全移籍。ただ、イギリスで労働許可証が発行されないという事情もあり、ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズへ1年レンタルにより加入している。
同選手は9月12日開催のジュピラー・プロ・リーグ第7節・KRCヘンク戦でデビューすると、フェリス・マッズ監督のもとで途中出場が続いていた。その中、先月16日のジュピラー・プロ・リーグ第11節・セラン・ユナイテッド戦では0-2であり、かつ退場者を出して1人少ない状況の中、後半キックオフからピッチに立つと、ハットトリックを達成。ベルギー国内外で脚光を浴びると、その後のリーグ戦2試合で先発出場している。
そんな三笘薫はこれまでも日本代表に招集されていたが出番がなく、日本のサッカーファンからは森保一監督の起用法に対する不満の声が上がっていた。その中で迎えたオマーン戦では、後半キックオフからピッチに立つと、持ち前のドリブル突破を披露。そして81分にはFW伊東純也(28)の決勝ゴールをアシストし、チームの勝利に大きく貢献している。
その中、『サセックスライブ』は三笘薫の活躍ぶりを見たブライトンのサポーターから同選手の呼び戻しを望む声が次々に上がっていると報道。ブライトンのサポーターはSNSで「ミトマは神様だ!」、「ミトマを連れ戻せ」といったコメントを投稿しているという。
また、ブライトンは元イングランド代表FWダニー・ウェルベック(30)がハムストリングの負傷により手術を受けており、さらに離脱期間が長くなることが予想されているとのこと。そのため、ブライトンのグレアム・ポッター監督は現在レンタルにより放出している選手の呼び戻しを検討しているという。
ただ、三笘薫の場合は労働許可証が発行されない関係でベルギー1部クラブへレンタルとなっているだけに、今季いっぱいはユニオン・サン=ジロワーズでプレーすることになりそうだ。
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