エールディビジ(オランダ1部)のPSVアイントホーフェンに所属する日本代表MF堂安律(23)は、今月に入ってプレミアリーグへの移籍が噂されている。その中、イギリスメディア『Hampshirelive』は14日、同選手が2019年のメディアインタビューで残したコメントを紹介した。
堂安律の去就を巡っては、今夏の移籍ウィンドウではアイントラハト・フランクフルトやマインツ、ボルフスブルク、フライブルクなどドイツ国内の複数クラブが同選手の獲得に興味を示していた。しかし、PSVは堂安律との契約が2024年6月まで残っていることもあり、600万ユーロ(約7億8000万円)以上の移籍金を要求。結局、正式なオファーは届くことなく、同選手はPSVに残留している。
それでも堂安律には依然としてバイエル・レバークーゼンやフランクフルトからの関心が伝えられている。そして今月に入ると、イタリアメディア『カルチョメルカート』がサウサンプトンを移籍先候補に挙げていた。
すると、『Hampshirelive』は堂安律本人がフローニンゲン在籍時の2019年にベルギーメディア『VOETBAL』の取材で明かした思いをピックアップ。この時、同選手は「プレミアリーグは素晴らしいリーグです。新しいチャレンジをする準備はできていますし、前に進みたいですね」
「僕の夢はチャンピオンズリーグの舞台でプレーすることですが、そこは賢明にならなければいけません。正しい決断をする必要がありますね。できたら、日本代表のチームメイトと一緒にプレーできればいいですね」とプレミアリーグへの憧れを明かしていた。
また、『Hampshirelive』は「日本代表のチームメイトと一緒にプレーできれば」というコメントに関して、2019年当時はサウサンプトンにDF吉田麻也(33)が在籍していたことを指摘。堂安律がサウサンプトン移籍を視野に入れていた可能性があると主張している。
なお、サウサンプトンは今夏の移籍ウィンドウでチェルシーからアルバニア代表FWアルマンド・ブロヤ(20)をレンタルにより獲得。また、エバートンから元イングランド代表FWセオ・ウォルコット(32)の獲得に成功したほか、ノルウェー代表MFモハメド・エルユヌシ(27)がセルティックへのレンタル期間を終えて復帰するなど攻撃陣の枚数を揃えている。
しかし、今季はプレミアリーグ第11節終了時点で3勝5分3敗で勝ち点14の獲得にとどまっている。くわえて、チーム全体の得点数は「10」とプレミアリーグ20クラブ中3番目に少ない数字となっていることから、今冬にも攻撃陣のテコ入れを行うことは考えられそうだ。
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