日本代表は11日、FIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選のベトナム戦で1-0と辛くも勝利した。かつて日本代表を南アフリカW杯本大会出場に導いた実績を持つ田中マルクス闘莉王氏は14日、自身の公式YouTubeチャンネルを通じてベトナム戦におけるMF田中碧(23)のプレーを批判している。
日本代表はカタールW杯アジア最終予選で2勝2敗と苦戦を強いられる中、11日に敵地でベトナム代表と対戦。前半17分にFW伊東純也(28)のゴールで先制したものの追加点を奪えず、終盤にはオープンな展開となる中、1-0と勝利。ただ、攻撃陣のクオリティに改善が見られなかった点をはじめ、ここまでの日本代表の戦いぶりに対して不満の声が上がっている。
その中、闘莉王氏はベトナム戦で中盤と前線の出来が悪かった原因のひとつとして、75分までプレーしていた田中碧のパフォーマンスを挙げている。同氏は「こういうリズムだったら何とかしなきゃいけないのが田中碧なわけであって。分かると思うんだけどね。特に前半だけど、自分がボールを触ってリズムを出した時、日本代表のリズムが良くなることが2回くらいあったと思う」
「だから(田中碧は)もうちょっと(ポジションを)下げて、守田を前にしたりとか。監督の指示を待つんじゃなくて、自分たちでボールを動かすということに責任があると思う」とコメント。下がり目のポジションでボールタッチの回数を増やすなど、田中碧のプレーに改善を求めている。
なお、日本代表はこのベトナム戦での勝利により、首位サウジアラビアに4ポイント差まで迫っている。16日深夜キックオフのオマーン戦では、MF守田英正(26)が累積警告により出場停止となっているだけに、田中碧に対してより重要な役割が求められるかもしれない。
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