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前田大然や旗手怜央の去就に影響も…セルティックが“英雄”ラーションの息子に関心

旗手怜央 写真提供: Gettyimages

 日本代表FW古橋亨梧(26)を擁するセルティックは、明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレに所属する日本代表FW旗手怜央(23)や横浜F・マリノスでプレーするFW前田大然(24)の獲得が噂されているが、日本人選手以外でストライカー獲得に動く可能性があるようだ。9日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が報じている。

 セルティックは今季リーグタイトル奪還にむけて、今年6月に当時横浜F・マリノスを率いていたポステコグルー監督を招へい。そしてヴィッセル神戸から古橋亨梧を獲得すると、同選手はすでに2桁ゴールをあげるなど、チームに必要不可欠な戦力となっている。

 また、セルティックは攻撃陣の強化を目指す中、先月には前田大然の今冬獲得に近づいているとイギリス国内の複数メディアが報道。Kリーグ(韓国1部)の全北現代に所属するFWソン・ミンギュ(22)も新戦力の候補にあがると、今月はじめには川崎フロンターレの一員としてJ1リーグ制覇を果たした旗手怜央の獲得に乗り出していると伝えられていた。

 しかし、『ムンド・デポルティーボ』の報道によると、セルティックはロシア・プレミアリーグ(ロシア1部)のスパルタク・モスクワに所属するスウェーデン代表FWヨルダン・ラーション(24)にも関心を寄せているとのこと。

 ヨルダン・ラーションは2019年8月にスウェーデン国内クラブからスパルタク・モスクワへ完全移籍。昨季はリーグ戦29試合に出場して15ゴール5アシストと活躍していたが、今季はここまでリーグ戦12試合に出場して未だ無得点と不振に喘いでいる。

 そんなヨルダン・ラーションの去就を巡っては、今夏にボルフスブルクが移籍金1000万ユーロ(約13億3000万円)によるオファーを提示したものの、スパルタク・モスクワはこれを却下していた。また、スパルタク・モスクワとの契約を2023年6月まで残す同選手には、セルティックの他にもボルシア・ドルトムントやウェストハム・ユナイテッドも関心を寄せている模様。『ムンド・デポルティーボ』はヨルダン・ラーションが今季結果を残せていないことから、スパルタク・モスクワが来年1月に1000万ユーロのオファーが届けば放出に応じると予想している。

 なお、ヨルダン・ラーションの父親は、かつて1997年から7シーズンにわたりセルティックに在籍して4度のリーグ制覇に貢献したヘンリク・ラーション氏である。現在もセルティックサポーターの間で絶大な人気を誇るレジェンドの息子の動向は、旗手怜央や前田大然の去就に影響を与えるかもしれない。