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「もう決断を下した」清水獲得失敗のブラジル人FWが注目発言!契約満了で今冬退団も

清水エスパルスのホーム IAIスタジアム日本平 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの清水エスパルスが今夏獲得を狙ったとされるブラジル人FWジウベルト(32)は、今冬移籍が噂される中、自身の去就に関するコメントを残した。8日、ブラジルメディア『NETFUL』が伝えている。

 ジウベルトは、2018年夏にトルコのイェニ・マラティヤスポルからカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のECバイーアへ加入。今季はここまでリーグ戦で30試合中22試合に先発出場して12ゴール2アシストをマーク。本来のパフォーマンスを発揮して、センターフォワードのレギュラーに定着している。一方、バイーアはリーグ戦30試合を終えた時点で勝ち点36の獲得にとどまっており、セリエB(ブラジル2部)降格圏の17位スポルチ・レシフェとは6ポイント差となっている。

 同選手の去就を巡っては、昨冬に清水エスパルスが移籍金250万レアル(約5600万円)で獲得オファーを提示したものの、ECバイーアが却下。そして今年6月にも清水エスパルスへの移籍が噂されたものの、Jリーグ挑戦は実現することなく残留していた。

 しかし、ジウベルトとECバイーアの契約は今年12月に満了を迎える中、選手サイドがサントスと交渉を行っていると報じられると、今月にはフルミネンセからの関心が伝えられている。

 その中、ジウベルト本人は自身の去就について「いつも言ってきたことだけど、僕はこのクラブを助けたい。僕の去就に関する問題は、そのうち正しい時期にすべてが解決するだろうね。会長や監督とはすでに話を済ませているよ」

 「(僕の去就問題にかかわっている)みんなが順調に物事を進めているし、もう決断を下したよ。どんなことがあってもバイーアのためになると思っている。それに僕はつねにバイーアを助けることを最も望んでいるよ」とコメント。契約延長や退団の可能性について明言を避けたものの、リーグ戦を数試合残す中で結論を出したことを明かした。

 バイーアで好調を維持しているジウベルトだが、過去にJリーグ移籍の可能性が噂されていただけに、今回どのような決断を下したのか日本のサッカーファンも注目していることだろう。