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古橋亨梧巡り場外ダービー勃発!セルティックOBが「嫉妬がにじみ出ている」と揶揄

古橋亨梧 写真提供: Gettyimages

 セルティックに所属する日本代表FW古橋亨梧(26)は先月30日、スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第12節・リビングストン戦でDFアヨ・オビレイ(27)との小競り合いで頭を叩かれたことにより、セルティックにPKをもたらしていた。この判定を巡って周囲で様々な意見が飛び交う中、セルティックとレンジャーズが火花を散らしているようだ。5日、英紙『デイリーレコード』が伝えている。

 リビングストン戦で途中出場した古橋亨梧は、後半アディショナルタイムに相手ペナルティエリア内でオビレイを両手で押すと、オビレイから頭をはたかれてピッチに倒れこむ。主審はオビレイにレッドカードを提示し、セルティックにPKを与えたが、これをギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキス(26)が決められず、結局試合は0-0で終了した。

 この古橋亨梧の振る舞いに対しては、現地のジャーナリストが「オーバーリアクションだ」、「意図的に相手選手を退場させた」などと批判を浴びせているほか、イギリス国内のフットボールファンからも厳しい意見が上がっている。

 その中、セルティックの宿敵であるレンジャーズでプレーした過去をもつアリー・マッコイスト氏は、BTスポーツの番組『Scottish Football Extra』に出演。古橋亨梧について「キョウゴのことは大好きだ。普段は批判しないけど、セルティックのメディカルチームのことは批判しないといけないね。リビングストン戦後のキョウゴの状態について、週末に情報が出なかったことが不名誉だ。(相手ディフェンダーを退場の追い込んだシーンは)衝撃的だったよ」

 「私はレンジャーズの人間だが、純粋に彼のことを心配していた。あのシーンに関する話は最後まで聞くことができない。あのセンターバック(アヨ・オビレイ)を検察庁が捕まえることを期待している。もし、彼がクリスマス期間中に刑務所に入れられていなかったら、スコットランドのサッカー界は何かが間違っているね」と皮肉めいたコメントを残すと、最後に「私の言いたいことが分かったか」と声を荒げている。

 これに対して、セルティックOBであるクリス・サットン氏は『デイリーレコード』の取材に対して「(マッコイストの)嫉妬がにじみ出ているようだが、なんて素晴らしい選手なんだ」とジョークを飛ばす。

 つづけて「彼が今シーズン、スコットランドで最高の選手であることに疑いはない。(セルティックは)見事なビジネスをしたのだ。アンジェ・ポステコグルーが獲得した3人の選手は、全員が活躍しています」

 「彼のことは大好きだ。まあそれは冗談だけど、彼は素晴らしい選手である。この前は見事なゴールを決めていた。彼はセルティックに新しい風を吹き込んだのさ」と語った。