AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は準決勝まで終了し、Kリーグ(韓国1部)の浦項スティーラーズとサウジアラビア1部のアル・ヒラルが決勝へ駒を進めている。その中、浦項スティーラーズを率いるキム・ギドン監督のコメントがアル・ヒラルのサポーターからの怒りを買っているようだ。22日、サウジアラビアメディア『so3ody』が伝えている。
浦項スティーラーズはACLグループステージ東地区のグループGを2位で終えて決勝トーナメントに進出。先月15日開催の決勝トーナメント1回戦でセレッソ大阪を1-0と下すと、今月17日の準々決勝ではグループステージで同居していた名古屋グランパスとの再戦で3-0と快勝。さらに準決勝では現在Kリーグ首位の蔚山現代と対戦。1-1で延長後半まで終えると、PK戦の末に勝利していた。
キム・ギドン監督は決勝進出後、韓国国内メディアのインタビューにおいて「私たちの目標は決勝トーナメント進出だったが、今はタイトルを獲得しなければならない。我々は相手の弱点を分析することがひとつの強みだ。我々はテクニカルスタッフとして情熱を持って仕事をしているし、仕事を分担して相手を深く分析している。それはシーズンを通して準備してきた戦略であり、蔚山現代戦では120分間にわたって、相手の長所を消すことができた」とコメントを残すなど、ここまで成果を強調している。
そして指揮官はアル・ヒラルへの印象やタイトル獲得への意気込み等を述べているが、インタビューの最後に「アル・ヒラルには韓国人ディフェンダーがいる。チャン・ヒョンスに、チームの秘密をたずねるよ」とコメント。このジョークがアル・ヒラルのサポーターの間で物議を醸しており、ギドン監督を批判する声がSNSに上がっている。
なお、ACL決勝は11月23日にサウジアラビア国内で開催予定となっている。キックオフまでまだ1カ月も空いているにもかかわらず、浦項指揮官の一言をきっかけに、サウジアラビア国内では韓国クラブに対する怒りが渦巻いている。
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