アイントラハト・フランクフルトは16日、ブンデスリーガ第8節・ヘルタ・ベルリン戦で1-2と敗れた。ドイツ紙『FAZ』は17日、この試合でフル出場した元日本代表MF長谷部誠(37)のパフォーマンスに厳しい評価を下している。
長谷部誠はオリバー・グラスナー新監督のもとでブンデスリーガ開幕から2試合は出場したものの、8月28日の第3節・ビーレフェルト戦以降はしばらく公式戦で出番がなかった。しかし、チームが今季未勝利と苦戦を強いられる中、先月30日開催のUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第2節・ロイヤル・アントワープ戦でリベロ(3バックの中央)のポジションで再び先発出場すると、安定感抜群のパフォーマンスを発揮して今季初勝利に大きく貢献していた。
そんな長谷部誠は、ヘルタ・ベルリン戦でも先発出場。しかし、キックオフからわずか7分後に先制点を与えるなど、前半を中心に本来のパフォーマンスは影を潜め、チームを勝利に導くことができなかった。
『FAZ』は同選手に対して「なぜキャプテンがそこまで緊張したのか? 前半は彼自身の役割を果たせなかった。彼はパスを出す時に大きな問題を抱えていた。(ケビン・)トラップへのバックパスも悪く、(ビルドアップの場面で)ゴールキーパーを必要としていた。(相手FWとの)デュエルでもいつもとは異なり主導権を握れなかった。ただ、ボールに触れる回数は「92」とチーム内で最多だった」と評価している。
なお、フランクフルトはヘルタ・ベルリン戦での黒星により、リーグ戦でここまで勝ち点8の獲得にとどまっており、来季UEFAチャンピオンズリーグ出場圏内の4位フライブルクからすでに8ポイント差をつけられている。
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