明治安田生命Jリーグの村井満チェアマンは17日、ホームタウン制度に関する報道をうけて公式声明を発表している。これには、昨季まで川崎フロンターレでプレーしていた中村憲剛氏も安堵しているようだ。
Jリーグは1993年の創設時から地域密着を理念に掲げており、Jリーグクラブはサッカー教室の展開や営業活動は原則としてホームタウン内で行われてきた。しかし、今月17日に、来季以降にホームタウン以外の活動も容認する方向に舵を切る方向で議論が進んでいると一部メディアが報道。Jリーグファンや識者の間で波紋が広がっていた。
その中、村井満チェアマンは「ホームタウン制度について撤廃・変更の事実は一切なく、今後、Jクラブの営業、プロモーション、イベント等のマーケティング活動における活動エリアに関する考え方の方向性について議論しているものです。Jリーグが創設当初から掲げている地域密着の思想が揺らぐものでは全くありません」と声明を発表。ホームタウン制度の撤廃について検討していないことを明らかにしている。
これを受けて、中村憲剛氏は自身のSNSアカウントを更新。「第一報を見て心配しておりましたが、撤廃・変更の事実はないとのこと、ほっとしています。地域密着、地域のみなさんと共に歩んでこその『Jリーグ』。この理念を大事に、みんなでJリーグを盛り上げていきたいです」と自身の心境を明かすとともに、Jリーグの発展に貢献する姿勢を発信した。
また、Jリーグの原博実副理事長も「Jリーグ創設当初からの地域密着の理念は全く揺らぎません!!」とツイートしている。そんな中村憲剛氏と原博実副理事長には、Jリーグファンから「さすがです」、「安心した」、「信じていますよ」、「Jリーグの財産」と称賛の言葉が数多く寄せられている。
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