セルティックに所属する日本代表FW古橋亨梧(26)は、プレミアリーグ移籍の噂に言及したことにより、スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)でプレーしていた元サッカー選手から批判されていた。しかし、2002年にイングランド代表の一員として日韓ワールドカップ出場した実績を持つダニー・ミルズ氏は、同選手の発言内容が至極当然なものであると主張した。15日、イギリスメディア『フットボール・インサイダー』が伝えている。
古橋亨梧は今夏に明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸からセルティックへ完全移籍。7月31日に行われた今季のスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)開幕節・ハーツ戦でデビューすると、8月8日開催の第2節・ダンディー・ユナイテッド戦でハットトリックを達成するなどゴールを量産。前線に必要不可欠な戦力として、アンジェ・ポステコグルー監督やセルティックのサポーターから信頼を得ている。
そんな古橋亨梧の去就を巡っては、今月に入ってプレミアリーグで決定力不足に陥るサウサンプトンからの関心が伝えられている。また、本人はプレミアリーグ移籍の噂について「多くの選手がスコットランドからプレミアリーグに移籍していますね。(アーセナルで)うまくやれている冨安健洋の姿を見ると、モチベーションが湧いてきます」
「良い結果を残すと(プレミアリーグ移籍への)道が開ける可能性はありますが、今はセルティックや日本代表で結果を残さないといけません。自分にできるだけのベストを尽くしてチームに貢献したいですね」とセルティックや日本代表でのプレーに集中する姿勢を見せていた。
この同選手の発言に対しては、かつてアバディーンをはじめスコットランド1部の複数クラブでプレーした過去をもつノエル・ウィーラン氏が「セルティックへの敬意を欠いている」とコメントを残すなど、移籍の噂に言及したこと自体に対する批判を展開している。
しかし、現役時代にマンチェスター・シティやリーズ・ユナイテッドなどイングランドの複数クラブでプレーしていたミルズ氏は『フットボール・インサイダー』の取材に対して「(セルティックを含めて)こうしたクラブがステップアップの足がかりであることは誰もが知っている。プレミアリーグの下位クラブに移籍するのは、ステップアップの足がかりのようなものだ」
「そのことをセルティックは知っているはずだ。 日本の文化を知っているから、悪意を持ってコメントを残すことはない。 キョウゴは純粋に正直だ。彼はこれまでセルティックを軽蔑することはなかった。『これは事実です。結果を出し続ければ、プレミアリーグのクラブが興味を持つ可能性がある』ということを言ったにしかすぎない。(プレミアリーグへの移籍は)彼の実績や年俸をはじめすべての面において大きなステップアップだ」と語った。
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