日本代表MF田中碧(23)は12日、FIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選・オーストラリア戦で先制ゴールを決めるなど、チームの勝利に大きく貢献している。そんな田中碧が、川崎フロンターレ在籍時のチームメイトであるMF守田英正(26)にむけて残したメッセージがここに来てにわかに反響を呼んでいる。
田中碧と守田英正は昨季、川崎フロンターレで中盤に必要不可欠な戦力として活躍すると、J1リーグと天皇杯のタイトルを獲得している。また、2019シーズンには守田英正の背番号が「25」から「6」に変更となると、田中碧が守田英正の後を継ぐ形で「25」番をつけている。
田中碧は今年1月8日に守田英正の海外移籍が公式発表されると、自身のインスタグラムアカウントを更新。川崎フロンターレのユニフォームを身にまとう守田英正と自身の姿をアップするとともに「自分が25番をつけたのは守田くんがつけてたからです。攻撃も守備もできる自分の理想像でした。自分が試合に出始めてから喋ったりご飯に行く機会が減っていったのが寂しく気まずくすごい嫌でした」
「少しは25番をつけて追いつけたかなと思ってましたけどまだまだ遠い存在だし、守田くんに活かしてもらってたんだなと感じてます。代表で待っててください。必ず追いつきます」と守田英正との関係性や背番号「25」のいきさつなどを明かしていた。
そんな田中碧は、守田英正につづく形で今夏に2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のフォルトゥナ・デュッセルドルフへレンタル移籍。東京五輪男子サッカー競技での経験をへてさらに成長すると、カタールW杯アジア最終予選・サウジアラビア戦とオーストラリア戦のメンバーに招集される。
そして、オーストラリア戦は「4-3-3」へのシステム変更に伴い、守田英正とともに先発メンバーに抜てき。前半8分に左サイドからグラウンダー性のクロスをファーサイドで受けると、右足からのシュートでゴールネットを揺らした。
川崎フロンターレ在籍時から慕っている“先輩”とともに、日本代表の一員としてピッチに立った田中碧は、年明けに守田英正に対して誓った約束を果たしたのだった。
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