元日本代表MF久保裕也(27)を擁するメジャーリーグサッカー(MLS)のFCシンシナティは、成績不振で監督解任に踏み切っている。その中、クラブは4日にジェネラルマネージャー(GM)の交代も公式発表した。
FCシンシナティはヤープ・スタム監督のもとで今シーズンに臨んでいたが、イースタン・カンファレンスでここまで27試合を消化し4勝8分15敗と最下位に沈んでいる。また、今年8月1日の第13節・DCユナイテッド戦から4試合つづけてドローに終わると、以降は1勝8敗と黒星が先行。これをうけて、クラブ首脳陣は先月27日にスタム監督を解任。下部組織を率いるタイロン・マーシャル氏が暫定的にトップチームを指揮している。
ただ、監督解任後も先月30日に行われたトロントFC戦で2-3と敗れると、今月3日のニューヨーク・レッドブルズ戦では0-1と黒星を喫しており、早急なチームの立て直しが求められている。
その中、FCシンシナティはGM職にクリス・オルブライト氏を招へい。オルブライト氏は現役時代にロサンゼルス・ギャラクシーやニューヨーク・レッドブルズなどアメリカ国内の複数クラブでプレーしていたほか、2006年開催のFIFAワールドカップ・ドイツ大会でアメリカ代表のメンバーに名を連ねていた。また、現役引退後はフィラデルフィア・ユニオンでテクニカルディレクター(TD)を務めるなど、フロントでの実績も積んでいる。
なお、久保裕也は今季から主戦場をトップ下やウイングなど攻撃的なポジションからボランチへ転向。ここまでリーグ戦で23試合に先発出場するなど、中盤センターでレギュラーに定着していたが、監督解任後は左サイドで攻撃的な役割が与えられている。
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