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「勇気のあるタックル」板倉滉が地元メディアのMOMに!無失点での勝利に貢献

板倉滉 写真提供:Gettyimages

 シャルケに所属する日本代表DF板倉滉(24)は3日、2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)第9節・インゴルシュタット戦でフル出場し、3-0と無失点での勝利に大きく貢献した。そんな板倉滉のパフォーマンスに対して、ディミトリオス・グラモジス監督が称賛しているほか、地元メディアも高く評価している。3日、ドイツメディア『RUHR24』が伝えている。

 板倉滉は先月はじめFIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選に臨む日本代表への合流直後、右足に問題を抱えたことにより代表チームを離脱していた。しかし、インターナショナルマッチウィーク後の先月12日に行われた第6節・パダーボルン戦でいきなりリベロ(3バックの中央のポジション)で先発出場し、無失点での勝利に貢献。その後に行われたリーグ戦2試合でもセンターバックとして先発出場していた。

 そして迎えたインゴルシュタット戦では、「3-5-2」のシステムにおけるアンカー(中盤3センターの底)のポジションで先発するという予想もある中、いつもと変わらずDFマリク・チャウ(20)やポーランド代表DFマルチン・カミンスキ(29)とともに3バックの一角で出場。攻撃面のみならず、随所に球際の強さを見せるなど、守備面でも安定感抜群のパフォーマンスを披露し、今季2度目となる無失点での勝利を成し遂げた。

 そんな板倉滉に対して、グラモジス監督は試合後のメディアインタビューで「コウは我々にとって重要な存在だ。ポゼッション時に彼は落ち着きをもたらしてくれるし、対戦相手への解決策を見つけてくれた」と称賛している。

 また、『RUHR24』は同選手に対して「1.5」とチーム内最高の評価(ドイツでは1から6までの評価であり、数字が小さいほど高評価。及第点は「3」)を与えている。そして同選手のパフォーマンスについて「勇気のあるタックルだ! ステファン・クッチとのマッチアップで見せたサイドラインへの最初のクリアは、強力なパフォーマンスを発揮するための序章にしかすぎなかった。スピードを兼ね備えたデュエルにおける強さやボールを扱う時の技術面での高さを示した」と絶賛している。

 なお、シャルケはインゴルシュタット戦での勝利により、勝ち点を16まで積み上げ、一気に4位まで浮上している。