ブンデスリーガのVfLボーフムに所属する日本代表FW浅野拓磨(26)は、復帰にむけて前進しているようだ。14日、ドイツ紙『キッカー』が伝えている。
浅野拓磨はセルビア1部の強豪パルチザンとの契約解除に踏み切り、ブンデスリーガ昇格組のVfLボーフムへ加入。プレシーズン中はひざに問題を抱えていたものの、イタリア合宿に帯同。そして、先月7日に開催のDFBポカール(ドイツ国内カップ戦)1回戦のヴッパーターラーSV戦や14日にブンデスリーガ開幕節・ボルフスブルク戦で先発出場すると、21日開催の第2節・マインツ戦でも後半途中からピッチに立っていた。
しかし、本人がマインツ戦後に筋肉系の問題を抱えたと訴えたと伝えられると、VfLボーフムを率いるトーマス・ライス監督は同選手がマインツ戦前からフィジカル面で万全ではなかったことを明言。同選手はFIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選に臨む日本代表メンバーに選ばれず、28日に行われた第3節・ケルン戦や今月12日に開催の第4節・ヘルタ・ベルリン戦を欠場していた。
ライス監督はヘルタ・ベルリン戦の前日記者会見において「タクマはまだメンバー外だ。彼は来週からトレーニングを再開することになるだろう」とコメントを残していたが、その指揮官の言葉通り、浅野拓磨は14日に全体トレーニングに再合流している。
ここまでリーグ戦で1勝3敗のボーフムは、18日にブンデスリーガ9連覇中のバイエルン・ミュンヘンとの一戦を控えている。ただ、この絶対王者との一戦で浅野拓磨がメンバー入りするかどうかは現時点で不透明であるようだ。
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