U24ブラジル代表の一員として東京五輪男子サッカー競技で金メダルを獲得したDFダニエウ・アウベス(38)は、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のサンパウロを電撃退団している。そんなアウベスにはすでに数多くのオファーが届いているようだ。14日、アメリカ『ESPN』など複数メディアが伝えている。
アウベスはセビージャ、バルセロナ、ユベントス、パリ・サンジェルマンで数多くのタイトルを獲得した後、2019年夏にサンパウロへ加入。昨季はリーグ戦で30試合に先発出場しているが、これまで右サイドバックを主戦場としていた中、トップ下や中盤センターでの出場機会が増加していた。
同選手は今季もサンパウロで出場機会を得ていたが、今月10日になって電撃退団。ブラジルメディアの報道によると、選手サイドがクラブとの契約を来年12月まで残す中、給与など1100万レアル(約2億3000万円)にもおよぶ未払い問題の解決をクラブ首脳陣に訴えていたとのこと。両者は支払い時期などを巡って会談を行ってきたが、合意に達することはなかったという。
そんなアウベスには、昨季ブラジル1部覇者であるCRフラメンゴやアルゼンチン1部の強豪ボカ・ジュニアーズ、リーベル・プレートが獲得に興味を示している模様。これにくわえて、メジャーリーグサッカー(MLS)や中東方面からオファーが届くなど、早くも争奪戦の様相を呈している。
くわえてJリーグファンの間では、「三木谷さん!神戸に呼んでよ!」、「アウベス神戸に来い!」など今夏の移籍期間で大型補強を敢行したヴィッセル神戸がアウベスの獲得に動く声がSNS上で次々と上がっている。しかし、現時点ではヴィッセル神戸移籍の可能性について海外メディアは報じていない。
なお、アウベスはオーバーエイジ枠(OA)でU24ブラジル代表に選出されると、東京五輪男子サッカー競技では右サイドバックのポジションで全6試合にフル出場。キャプテンとして金メダル獲得に大きく貢献していた。そして、FIFAワールドカップ・カタール大会南米予選に臨むブラジル代表にも選出。今月3日に行われたチリ戦では出番がなかったものの、7日開催のペルー戦では後半途中からピッチに立っていた。
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