公益財団法人日本サッカー協会(JFA)は今年12月に開催予定となっていたFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)について、国際サッカー連盟(FIFA)と合意のもと開催を返上したことを公式発表しているが、代替開催地の候補として南アフリカがあがっているようだ。13日、ブラジルメディア『グローボ』が報じている。
クラブW杯は2005年以降、日本で開催されることが多かったものの、2009年以降はアラブ首長国連邦(UAE)やモロッコ、カタールで開催されている。また、昨年度の大会は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、開催時期がおよそ3カ月間後倒しとなっていた。そのクラブW杯2020は今年2月にカタールで行われると、UEFAチャンピオンズリーグ覇者(欧州王者)のバイエルン・ミュンヘンが優勝している。
今年度のクラブW杯は当初、5年ぶりに日本で開催される予定となっていた。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、入国後の隔離期間等をはじめ様々な制約が存在することから、JFAは国内開催を辞退していた。
そのクラブW杯2021の代替地の行方に注目が集まる中、南アフリカサッカー協会(SAF)が代替開催に意欲を見せているとのこと。南アフリカでは2010年にFIFAワールドカップが開催されているが、治安の問題を懸念する声が上がっていた。
なお、南アフリカでは新型コロナウイルス感染による死者数が累計85000人を超えているが、1日あたりの新規感染者はおよそ5000人程度となっており、ピーク時との比較で25%以下に落ち着いているとのことだ。
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