日本代表MF鎌田大地(25)は、12日に行われたブンデスリーガ第4節・VfBシュツットガルト戦でフル出場を果たしたが、チームは1-1のドローに終わった。この一戦での同選手のパフォーマンスについて、ドイツ紙『FAZ』が一定の評価を下している。
鎌田大地は今季の開幕節・ボルシア・ドルトムント戦で先発出場したものの、ハーフタイムに交代。第2節・アウクスブルク戦でベンチスタートとなっていたが、先月28日に行われた第3節・ビーレフェルト戦で先発メンバーに復帰していたが、ゴールやアシストといった結果を残せず、本来のパフォーマンスは影を潜めている。
また、ドイツ国内の一部メディアはオリバー・グラスナー新監督が鎌田大地と同じくトップ下を本職とするモロッコ代表MFアイメン・バルコク(23)を高く評価していることから、今後両選手の序列が入れ替わる可能性を指摘していた。
しかし、日本代表MF遠藤航(28)やDF伊藤洋輝(22)との直接対決では、バルコクがベンチで90分間戦況を見つめる一方、鎌田大地はトップ下のポジションでフル出場。フランクフルトは79分にセルビア代表MFフィリップ・コスティッチ(28)のゴールで先制したものの、88分に同点ゴールを許して勝ち点2を落とした。
『FAZ』は鎌田大地のパフォーマンスについて「特に高いインテルジェンスを見せたことで、オリバー・グラスナー監督からタイトルが贈られた。前半に最も目立っていたが、いくつかの点でうまくいかなかった。シュートも放ったが、(フロリアン・)ミュラーの壁を崩すことはできなかった」と評価している。
なお、グラスナー新監督はVfBシュツットガルト戦の前日記者会見で鎌田大地について「(移籍の可能性があったことが)彼が昨季までのようにプレーできていない要因だ。本人も我々もそのような状況は望んでいなかったが、致し方ない。去就が不透明だったことがプレーにも影響している」と去就問題がパフォーマンスに影響を与えたという見方を示している。
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