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元浦和ファブリシオ、ポルティモネンセの救世主なるか!主力FW退団で…

ファブリシオ 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズや浦和レッズでプレーした過去をもつブラジル人FWファブリシオ(31)は、今季のポルティモネンセの攻撃陣でカギを握る選手になる可能性が高いようだ。8日、ポルトガル紙『A BOLA』が報じている。

 ファブリシオは2016年にプリメイラリーガ(ポルトガル1部)のポルティモネンセからのレンタルにより鹿島アントラーズへ加入するが、わずか半年でポルティモネンセへ復帰。その後、2018年夏にポルティモネンセから浦和レッズへ完全移籍したものの、移籍1年目に左膝前十字靭帯損傷、内側半月板損傷という大怪我で長期離脱。以降は浦和レッズで出場機会を得られず、昨夏にポルティモネンセへレンタルにより復帰。昨季はリーグ戦で21試合に先発出場して4ゴール1アシストをマークすると、今年7月に浦和レッズとの契約を解除していた。

 一方、ポルティモネンセは、今夏の移籍市場最終日にポルトガル人FWベト(23)をウディネーゼへ買い取り義務付きのレンタル移籍により放出。同選手は昨季のリーグ戦で30試合に出場して11ゴール3アシストをマーク。大半の試合でセンターフォワードとして起用され、チームの得点源となっていた。

 ベトの退団によるチーム全体の得点力への影響を懸念する声が上がる中、『A BOLA』はセンターフォワードのポジションにおける問題の解決策について、昨季まで左ウイングを主戦場としていたファブリシオの起用法を変える可能性があると主張。また、J1リーグのガンバ大阪から完全移籍により加入したFW川崎修平(20)やブラジル人FWレナト・ジュニオール(19)、コロンビア人FWウィリントン・アポンザ(21)ら若手選手の抜擢の可能性についても触れている。

 ポルティモネンセは先月29日に行われたプリメイラリーガ第4節・パソス・デ・フェレイラ戦では、レナト・ジュニオールがセンターフォワードのポジションで先発起用されている。ファブリシオは先月下旬から足に問題を抱えているため3試合連続で欠場しているが、復帰後にどのポジションで起用されるのか注目が集まる。