FIFAワールドカップ・カタールのアジア最終予選・韓国対レバノンが7日に行われたが、試合後に韓国メディアが侮辱的な言い回しを使った報道を行い、レバノン側の反感を買っているようだ。
この一戦は当初、レバノンのホームゲーム扱いとなっていたが、韓国での冬の寒冷な気候を踏まえて来年1月に開催予定のアウェイゲームをホーム戦に振り返え、今月7日に行われる一戦をアウェイゲームとするという韓国側からの提案を受け入れていた。
レバノン代表はW杯アジア最終予選の初戦・UAE戦を0-0の引き分けで終えた後、韓国に入国。しかし、韓国戦を前にレバノンサッカー連盟(LFA)が韓国側の対応に関する声明を発表した後、韓国人ジャーナリストをはじめ多くの批判が寄せられたことを受けて、5日になって声明を撤回する事態に陥っていた。
水原ワールドカップ競技場で行われた両国の対戦では、60分にMFクォン・チャンフン(27)が先制ゴールをマーク。レバノンも格上相手に防戦一方の展開となり、0-1で敗れている。また、この試合では明治安田生命J1リーグのFC東京に所属するDFジョアン・オマリ(33)や柏レイソルのGKキム・スンギュ(30)、ガンバ大阪のDFキム・ヨングォン(31)、MFチュ・セジョン(30)など複数名のJリーガーやJリーグクラブでプレーした過去をもつ選手がピッチに立っていた。
その中、韓国メディア『NATE NEWS』は8日朝、レバノン戦の総括をするニュース記事で「中東のチームでしか見ることのできない“ベッドサッカー”だった」と対戦相手を揶揄するような表現を使っていたとのこと。また、ニュース記事内では、GKモスタファ・マタル(25)が負傷によりピッチに仰向けに倒れこんでいる写真が使用されている。
韓国メディアによる報道の仕方は、サッカー界に限らずこれまでも様々な場面で問題視されている。イラク戦で0-0と引き分けた後、レバノン相手に勝ち点3をつかんでいただけに、水をさす格好となってしまった。
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