日本代表FWオナイウ阿道(25)を擁するリーグ・ドゥ(フランス2部)のトゥールーズは7日、明治安田生命J1リーグのアルビレックス新潟でプレーした過去をもつブラジル人FWラファエル・ハットン(25)のチーム合流を公式発表した。
ハットンはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のポンチ・プレッタでプロキャリアをスタート。2015年8月にはアルビレックス新潟へレンタル移籍により加入したものの、J1リーグで出場機会がなく、天皇杯1試合の出場にとどまり、シーズン終了後に退団していた。その後も複数クラブを渡り歩き、2018年夏からウクライナ1部のゾリャに在籍。昨季はレンタル先であるスロバキア1部のSKスロヴァン・ブラチスラヴァでリーグ戦21試合に出場し9ゴール6アシストをマーク。移籍市場最終日にトゥールーズと2023年6月までの契約を結んでいる。
左ウイングを主戦場とするハットンは、インターナショナルマッチウィーク期間中の7日からトゥールーズの全体トレーニングに合流。時折リラックスした表情を見せる中、ミニゲームに参加してゴールを決めるなど、チームメイトとともに汗を流している。
なお、オナイウ阿道はJ1リーグの横浜F・マリノスからトゥールーズへ完全移籍により加入。7月24日に行われた開幕節・ACアジャクシオ戦でデビューを飾ると、第2節・ナンシー戦からレギュラーに定着。フィリップ・モンタニエ監督のもと、当初はセンターフォワードのポジションで起用されていたが、第4節・バスティア戦以降は「4-3-3」へのシステム変更に伴い、左ウイングで起用されている。
また、同選手はリバプールに所属するMF南野拓実(26)の負傷離脱をうけて、FIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選を戦う日本代表メンバーに追加招集されていた。しかし、7日にカタールの首都ドーハで行われた中国戦で出番はなかった。
オナイウ阿道としては、Jリーグでのプレー経験を持つハットンの加入により、さらなる刺激を受けながら新天地でのシーズンを過ごすことになりそうだ。
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