Jリーグ セレッソ大阪

乾貴士、C大阪復帰が正式決定!背番号「7」の着用打診も「僕自身23歳の時に…」

乾貴士 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪は31日、エイバルを昨季限りで退団していた日本代表MF乾貴士(33)の復帰を公式発表している。

 乾貴士は2011年夏にセレッソ大阪からVfLボーフムに完全移籍すると、その後アイントラハト・フランクフルト、エイバル、レアル・ベティス、デポルティーボ・アラベスと渡り歩き、2019年夏にエイバルへ復帰。昨季は公式戦22試合で先発出場していたが、直近3試合ではピッチに立っておらず、チームも2部へ降格。同選手は契約を来年6月まで残しているが、2部降格時に適用可能な契約解除条項が盛り込まれていることもあり、昨季終了後に退団していた。

 同選手の去就を巡っては、今月中旬にトルコ1部のガズィアンテプFKと選手サイドが1年の契約期間延長オプション付きの単年契約、年俸100万ユーロ(約1億3000万円)で基本合意に達したとトルコメディアが伝えているが、それ以降は続報がない状況となっていた。

 また、セグンダ・ディビシオン(スペイン2部)のイビザ、カルタヘナ、レアル・オビエドがオファーを提示したものの、本人はラ・リーガ(スペイン1部)でのプレーにこだわっていたことを理由にこれらを却下していた。

 しかし、欧州の移籍市場が閉鎖に迫る中、現時点でもラ・リーガのクラブからオファーは届いていなかった模様。以前から交渉を行っていたセレッソ大阪への復帰を決断している。

 乾貴士は古巣復帰について「セレッソ大阪に加入することになりました乾貴士です。はじめまして!のサポーターの方もいると思いますし、前から応援して頂いているサポーターの皆さんと会えるのも楽しみです!ブンデスリーガ、夢であったスペインリーグでの日々、ロシアW杯大会での戦い。この10年で多くの経験をすることが出来ましたが、もっともっとサッカーが上手くなりたいという欲求は尽きません。大阪の、そして日本中の子供たちに楽しいサッカーを届けられるように、セレッソ大阪で頑張ります!」

 「また、背番号に関しては、クラブからは7番を用意していただいており、自分の中でもとても悩みました。ただ、僕自身23歳の時にセレッソから海外に挑戦させてもらったこと、そしてまたこのチームに帰ってきて、ここからスタートしたいという強い思いを込めて23番を選ばせてもらいました。さらには、大好きな山下(達也)選手が付けていた番号でもあるので、付けたい思いもありました。クラブにもこの思いを理解していただき感謝していますし、皆さまにも新しい乾貴士を迎え入れていただけたらと思います。ファン、サポーターの皆さま、ただいま!!また熱い応援を宜しくお願いします!」とクラブ公式サイトを通じてコメントを残している。