チェルシーはフランス代表DFジュール・クンデ(22)の獲得に向かっているが、依然としてセビージャとの交渉が難航しているようだ。29日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
クンデは2019年夏にリーグアンのボルドーからセビージャへ完全移籍。2019/20シーズンにラ・リーガで25試合に先発出場して定位置をつかむと、昨季はUEFAヨーロッパリーグ6試合、リーグ戦33試合で先発メンバーに名を連ねていた。また、同選手はセビージャとの契約を2024年6月まで残しているほか、現行契約には9000万ユーロ(約116億円)による契約解除条項が盛り込まれている。
その中、チェルシーは先月末に選手サイドと2026年6月までの5年契約を結ぶことで合意。また、余剰戦力であるフランス代表DFクル・ズマ(26)のウェストハム・ユナイテッド移籍が28日に正式決定。そのため、クンデ獲得のオファーを提示するという見方が広まっていたが、現時点でも打診を行っていないという。
その理由として『マルカ』は、セビージャが移籍金8000万ユーロ(約104億円)以上のオファーが届かない限りは放出に応じない姿勢を崩していないことをあげている。
なお、クンデは今月24日に行われたラ・リーガ第2節・ヘタフェ戦でフル出場していたが、28日開催の第3節・エルチェ戦ではメンバー外となっている。移籍ウィンドウの閉鎖まで残り2日程度となる中、はたしてチェルシーはセビージャを納得させるようなオファーを提示するのだろうか。
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