U24日本代表の一員として東京五輪男子サッカー競技に臨んだDF吉田麻也は、23日に行われたセリエA2021/22シーズン開幕節・ミラン戦でフル出場を果たした。チームは0-1で敗れたが、その中で吉田麻也は一定の手ごたえをつかんでいるようだ。試合後に『DAZN』が同選手の言葉を伝えている。
サンプドリアは昨季終了後にクラウディオ・ラニエリ監督が退任。昨季パルマを率いていたロベルト・ダベルサのもとで今シーズンに臨んでいる。また、吉田麻也は東京五輪に出場していたため、チームへの合流時期が今月にずれ込んでいたが、新監督のもとでも守備陣の主力としてミラン戦で先発出場した。
吉田麻也は試合後のインタビューで「個人的には、我々がもう少し良い結果を得るに値したのかなと感じていますし、(ミラン相手に)良いプレーをしていました。僕自身、チームへの合流が遅かったですし、個人的なミスに関しては気にしていません。もっと監督自身の考えや戦術について理解しなければいけないですね」とコメントを残している。
また、監督交代による変化について問われると「(クラウディオ・)ラニエリはイングランドのスタイルですね。僕は7年間プレミアリーグでプレーしていましたし、彼の存在は僕にとって大きな助けになっていました。今シーズンのチームは昨シーズンと似ていますし、さらに高いレベルを目指せると思っています。今は(ロベルト・)ダベルサのもとで我々は新しいことに取り組んでいますし、より多くのものを吸収することが求められています」と語っている。
そして、プレミアリーグの舞台で何度も対戦してきたフランス代表FWオリビエ・ジルーとの再戦については「サウサンプトンにいた時も、ジルーにはたくさんゴールを決められていましたし、今日は(守備面での)ミスをゼロにしたいと思っていました。我々としては、もっと良い結果を得るに値したと感じています」とジルーに対して特別な意識を持っていたことを明かした。
東京五輪での経験によりさらに一回り成長した吉田麻也は、今季もサンプドリアの守備陣をけん引する存在として期待を寄せられることだろう。
コメントランキング