アトレティコ・マドリードからアーセナルに復帰していたウルグアイ代表MFルーカス・トレイラは、依然として去就が不透明であるが、再びセリエA復帰の噂が飛び交っているようだ。19日、イタリアメディア『フットボールイタリア』が報じている。
現在25歳のトレイラは、2018年夏に開催されたワールドカップ・ロシア大会でウルグアイ代表をベスト8へと導くと、サンプドリアからアーセナルへの完全移籍。そして昨年10月にはアトレティコ・マドリードへ今年6月までのレンタルにより加入したものの、昨季は公式戦わずか5試合の先発出場にとどまり、シーズン終了後にレンタル期間満了によりアトレティコを退団していた。
また、同選手はアーセナルとの現行契約を2023年6月まで残しているが、ミケル・アルテタ監督の構想に含まれていない模様。チェルシーやトッテナム・ホットスパーとの親善試合で出番がなく、14日に行われたプレミアリーグ2021/22シーズン開幕節・ブレントフォード戦でもメンバー外となっている。
トレイラの去就を巡っては、本人が先日のメディアインタビューで南米でのプレーを望んでいることを明言。アルゼンチン国内屈指の強豪ボカ・ジュニアーズ移籍の可能性があったものの、アーセナルが1500万ユーロ(約19億7000万円)を求めていることにより噂は立ち消えとなっていた。また、ラツィオがレンタル移籍による獲得を狙っていたが、アーセナルとの交渉がまとまらず破談に終わっている。
その中、同選手の代理人は20日にもクラブ首脳陣と会談を行うとのこと。選手サイドはアーセナルに対して他クラブへのレンタル移籍を容認するよう求めるものとみられる。また、アーセナルのスイス代表MFグラニト・ジャカの獲得に失敗したローマがトレイラへ関心を寄せているようだ。
ロシアW杯の舞台で成功を収めたトレイラは、セリエAの舞台で再び本来のパフォーマンスを取り戻すためのチャンスを得ることができるのだろうか。
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