チェルシーのに所属するイタリア代表DFエメルソン・パルミエリは、以前からセリエA復帰が噂されていたが、オリンピック・リヨンへ移籍することがほぼ確実となったようだ。18日、フランス紙『レキップ』が報じている。
現在26歳のエメルソン・パルミエリは、2018年1月にローマからチェルシーへ完全移籍により加入。2018/19シーズンにはマウリツィオ・サッリ監督のもとでUEFAヨーロッパリーグ制覇に貢献。しかし、昨季はクラブがUEFAチャンピオンズリーグ制覇を果たした中、公式戦わずか7試合の先発出場に終わっていた。また、今月11日に行われたUEFAスーパーカップではベンチ入りしたものの出番はなく、13日に開催のプレミアリーグ2021/22シーズン開幕節・クリスタル・パレス戦では86分から途中出場していた。
エメルソン・パルミエリはチェルシーとの契約を来年6月まで残しているほか、契約内容に1年間の契約期間延長オプションが盛り込まれている。しかし、チェルシーでは出場機会に恵まれず厳しい立場に置かれているため、本人は今夏移籍を容認するようクラブに要求。
一方、ナポリは昨季終了後にアルバニア代表DFエルセイド・ヒサイが契約満了により退団してラツィオへ加入。ヒサイの後釜確保を目指す中、エメルソン・パルミエリの獲得にむけてチェルシーと交渉していたが、移籍金として2000万ユーロ(約27億円)を要求されたこともあり、進展がなかった。
その中、オリンピック・リヨンはパリ・サンジェルマンに所属するフランス代表DFレイバン・クルザワの獲得に失敗したことを受けて、ターゲットをエメルソン・パルミエリへ変更。今週にチェルシーとの交渉を始めると、買い取りオプションが含まれない1年レンタルにより合意。チェルシーは同選手を放出する前に、1年間の契約期間延長オプションを行使するとのことだ。
なお、エメルソン・パルミエリ本人は19日にも現地入りする模様。メディカルチェックで問題がなければ、正式にサインを交わすことになる。
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