U24日本代表の一員として東京五輪男子サッカー競技に出場したDF板倉滉は、スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)の強豪セルティックへ移籍する可能性が噂されていた。しかし、同選手の新天地は2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のシャルケになるようだ。17日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。
現在24歳の板倉滉は昨季終了後にエールディビジ(オランダ1部)のフローニンゲンでのレンタル期間を終えてマンチェスター・シティへ復帰。マンチェスター・シティとの契約は来年6月までとなっているが、今季の構想に含まれておらず、今夏移籍が既定路線となっている。また、今年3月にはフローニンゲンが同選手の引き留めにむけてマンチェスター・シティとの交渉を行っていたが、本人は2021/22シーズンはフローニンゲンでプレーしないことを示唆するコメントを東京五輪開催期間中に残していた。
同選手の去就を巡っては、スュペル・リグ(トルコ1部)の強豪ガラタサライからの関心が伝えられているほか、アンジェ・ポステコグルー監督率いるセルティックもさらなる守備陣の強化を図る上で獲得候補にリストアップ。セルティックがレンタルでの獲得にむけてマンチェスター・シティと交渉を行っていると伝えられていた。
しかし、今月17日までにシャルケがマンチェスター・シティから板倉滉を400万ユーロ(約5億2000万円)の買い取りオプションが付いた1年レンタルにより獲得することでクラブ間合意に達した模様。同選手は18日にもメディカルチェックを受けるためにドイツへ移動するとのことだ。
なお、板倉滉は2019年1月に川崎フロンターレからマンチェスター・シティへ完全移籍するとともに、フローニンゲンへ2020年夏までのレンタル移籍により加入。2019/20シーズンでは公式戦24試合に出場すると、フローニンゲン首脳陣が同選手のパフォーマンスを高く評価。レンタル期間が1年延長された中で臨んだ昨季は、リーグ戦全34試合でフル出場。クラブの年間最優秀選手に選出されていた。
そして同選手はU24日本代表に選出されると、東京五輪男子サッカー競技のグループステージ第1節・南アフリカ戦と第2節・メキシコ戦でフル出場。第3節・南アフリカ戦や準々決勝・ニュージーランド戦では途中からピッチに立っていたが、準決勝・スペイン戦では出場停止となったDF冨安健洋にかわりフル出場していた。
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