
バルセロナはラ・リーガ(スペイン1部)がサラリーキャップ制度を採用していることもあり、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシの退団を公式発表していた。その中、スペイン代表DFジョルディ・アルバが給与カットを拒否しているという報道内容を否定しているよだ。15日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
これまでバルセロナにUEFAチャンピオンズリーグやラ・リーガなど数多くのタイトルをもたらしてきたメッシは、今年6月末にバルセロナとの契約が満了。両者は50%の減俸で合意していたものの、ラ・リーガの規定により新契約締結には至らず、今月5日に退団が決まっていた。
くわえて、バルセロナはオランダ代表FWメンフィス・デバイやアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロなど新加入選手の選手登録ができない状況に陥っていた。しかし、ラ・リーガ2021/22シーズンの開幕節・レアル・ソシエダ戦を15日に控える中、スペイン代表DFジェラール・ピケと大幅な給与カットで合意したことにより、選手登録が可能となっていた。そして、レアル・ソシエダ戦ではデパイやスペイン代表DFエリク・ガルシアがメンバー入りする中、4-2と勝利を飾っている。
その中、スペイン国内の一部メディアは、ジョルディ・アルバがクラブからの給与削減の要請を断っていると報道。これを受けて、同選手の行動がメッシの退団の要因のひとつになった可能性がささやかれていた。
しかし、本人はレアル・ソシエダ戦後のインタビューで「クラブからそのような話がきた時は、喜んで協力するよ。僕はバルセロナに自分の人生すべてを捧げるつもりだ。それなのに、僕自身が疑われてとても傷ついているよ」
「レオ(メッシの愛称)は僕のことを最も理解してくれているひとりの選手だった。僕が彼に対してここにとどまるように説得するのにどれだけ努力したのか想像してみてほしい。(給与削減を拒否したことによってメッシがバルセロナを去ったという報道は)間違っている。彼の退団については、あくまでも彼自身とクラブの間における問題だ」とコメント。
そして「ジョルディ・アルバに関するニュース記事が10本すべてネガティブなものであれば、まわりの人々が僕のことを悪く思うのも当然だよ」と自分自身に関する報道が事実でないことを改めて主張している。
コメントランキング