
バルセロナはラ・リーガ(スペイン1部)がサラリーキャップ制度を採用していることもあり、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシの退団を公式発表していた。その中、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長やクラブ首脳陣はスペイン代表DFジョルディ・アルバの態度に不満を感じているようだ。14日、スペイン紙『アス』が報じている。
これまでバルセロナにUEFAチャンピオンズリーグやラ・リーガなど数多くのタイトルをもたらしてきたメッシは、今年6月末にバルセロナとの契約が満了。両者は50%の減俸で合意していたものの、ラ・リーガの規定により新契約締結には至らず、今月5日に退団が決まっていた。
くわえて、バルセロナはアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロをはじめ新加入選手の選手登録ができない状況に陥っていた。しかし、ラ・リーガ2021/22シーズンの開幕節・レアル・ソシエダ戦を15日に控える中、スペイン代表DFジェラール・ピケと大幅な給与カットで合意。これにより、オランダ代表FWメンフィス・デバイ、スペイン代表DFエリク・ガルシアの選手登録が14日に完了。アグエロについては負傷離脱のため、コンディションの回復を待って選手登録を行う予定となっている。
バルセロナはピケと同様に、スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツやジョルディ・アルバとも給与削減にむけた交渉を行っていた模様。しかし、2024年6月まで契約を残しているジョルディ・アルバは給与削減を拒んでおり、クラブは同選手に対して不快感を抱いているという。
なお、バルセロナはパリ・サンジェルマン(PSG)への加入が決まったメッシに対する給与の支払いが遅れており、その額は5200万ユーロ(約67億円)にのぼると伝えられている。
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