セリエA ミラン

アタランタFW、ミラン移籍の噂も残留へ!監督との関係改善か

ヨシップ・イリチッチ 写真提供: Gettyimages

 ミランはアタランタに所属するスロベニア代表FWヨシップ・イリチッチの獲得に乗り出していたが、同選手は今夏残留に向かっているようだ。10日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 イリチッチは2017年夏にフィオレンティーナからアタランタへ加入。 移籍1年目から2桁得点を決めると、前線に必要不可欠な選手としてクラブのセリエA上位躍進に大きく貢献。欧州カップ戦で鮮烈なパフォーマンスを披露していた。ただ、今季は7ゴール11アシストをあげたものの、19試合の先発出場に終わっている。

 イリチッチはアタランタとの契約を来年6月まで残しているほか、1年間の契約期間延長オプションが付いている。しかし、同選手は先発での出場機会の少なさに不満を抱いているほか、昨年にジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督の関係が悪化。また、ミランが完全移籍での同選手獲得へ400万ユーロ(約5億2000万円)と用意しているが、アタランタは少なくとも600万ユーロ(約7億8000万円)を求めていると伝えられていた。

 その中、ガスペリーニ監督は10日にイリチッチ本人との話し合いを行うなど、両者の関係は修復に向かっているとのこと。また、ミランの用意している移籍金額とアタランタの要求額に開きがあることから、周囲ではイリチッチが今季もアタランタでプレーするという見方が広まっているようだ。

 直近数シーズンにわたり、クラブの躍進に貢献してきたイリチッチは、今季もアタランタの一員としてUEFAチャンピオンズリーグの舞台に立つことになりそうだ。