明治安田生命J1リーグの湘南ベルマーレからロシア・プレミアリーグ(ロシア1部)のルビン・カザンへレンタル移籍により加入しているMF齊藤未月は、今夏にも退団することがほぼ確実となっているようだ。7日、ロシアメディア『sports.ru』が報じている。
現在22歳の齊藤未月は、湘南ベルマーレの下部組織で頭角を現し、2016年にプロ契約を締結。2017シーズンにリーグ戦30試合に出場しクラブのJ1リーグ昇格に貢献すると、翌シーズン以降も曹貴裁前監督や浮嶋敏監督のもとで主力として多くの出場機会を得ていた。
そして、昨季終了後にはルビン・カザンへ2022年6月30日までのレンタル移籍により加入。しかし、今年2月にトルコ国内でのトレーニングキャンプ中に足首の靱帯損傷。5月には全体トレーニングに復帰していたが、昨季は公式戦での出場機会がなかったほか、先月下旬に開幕したロシア・プレミアリーグ2021/22シーズンでもここまでの2試合いずれもメンバー外となっていた。
その中、ルビン・カザンはセリエB(イタリア2部)のベネベントからチュニジア代表DFモンタッサル・タルビを獲得することがほぼ確実となっている模様。また、クラブ幹部は外国人枠の関係により、齊藤未月を放出する方針であることをメディアインタビューで明言している。
齊藤未月は湘南ベルマーレとの契約を残しているため、当初の予定よりも1年早く復帰することが既定路線であるようだ。キャリア初の海外挑戦で負傷離脱によりほとんどインパクトを残せなかったことが悔やまれる。
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