トッテナム・ホットスパーは6日、ユベントスからアタランタへレンタルにより加入していたアルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロの獲得を公式発表している。
現在23歳のロメロは、昨夏にユベントスからアタランタへ2年間のレンタル移籍により加入。2020/21シーズンは公式戦40試合で先発出場し、不動のセンターバックとして2021/22シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得に大きく貢献。また、同選手は今季セリエAのDF部門における最優秀選手に選出されている。そしてシーズン終了後には、アルゼンチン代表の一員としてコパ・アメリカ2021に参戦。ひざの負傷により3試合欠場したが、決勝のブラジル戦では先発出場して優勝に貢献していた。
同選手の去就を巡っては、マンチェスター・ユナイテッドやバルセロナなど複数クラブが関心を寄せる中、先月下旬からトッテナムがアタランタとの交渉を進めていた。そして、イギリスメディア『BBC』の報道によると、両クラブは移籍金4700万ポンド(約72億円)により合意に達したという。また、ロメロの背番号は「4」に決定。ただ、トッテナムはロメロとの契約期間を明らかにしていない。
なお、アタランタはロメロの後釜として、ユベントスからトルコ代表DFメリフ・デミラルを2500万ユーロ(約32億円)による買い取りオプション付きの1年レンタルで獲得している。
東京五輪のU24日本代表DF冨安健洋の移籍先候補であったアタランタとトッテナムがいずれもセンターバックを本職とする新戦力の獲得を決めたことにより、冨安健洋はボローニャ残留に向かう可能性が高まっているかもしれない。
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