明治安田生命J1リーグの大分トリニータでプレーした過去をもち、現在BGパトゥム・ユナイテッドに在籍するタイ代表MFティティパン・プアンチャンは、来年でのJリーグ復帰を視野に入れているものの、実現の可能性は低いようだ。5日、タイメディア『サイアムスポーツ』が報じている。
現在27歳のティティパンは、2011年にタイ国内の強豪ムアントン・ユナイテッドでプロデビューを飾ると、タイ国内の複数クラブに在籍した後、2019年にバンコク・グラス(現BGパトゥム・ユナイテッド)からのレンタルにより大分トリニータへ加入。公式戦25試合に出場したものの、2019シーズン終了後にBGパトゥム・ユナイテッドへ復帰していた。
新型コロナウイルス感染拡大によりタイ国内リーグが変則日程となる中、同選手は昨季のリーグ戦全30試合中20試合に出場したほか、16試合でキャプテンマークを巻きリーグ優勝に貢献。また、今年6月末からおよそ2週間にわたって開催されたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区のグループステージでは5試合で先発出場していた。
しかし、『サイアムスポーツ』の報道によると、BGパトゥム・ユナイテッドは選手サイドとの契約延長交渉が破談に終わった模様。これにより、ティティパンは今年末に契約満了により退団することが確実になったという。また、BGパトゥム・ユナイテッドの会長はメディアインタビューに応じた際、タイ国内の2クラブから同選手獲得に興味を示していることを明かしている。
一方、ティティパン本人は今年3月に浦和レッズ移籍の噂がタイ国内でささやかれていた時、Jリーグ再挑戦の機会を伺っていることを明かしていた。しかし、BGパトゥム・ユナイテッドの会長は同選手の獲得に動くJリーグクラブを探しているものの、Jリーグ界が財政面で厳しい状況にあることから、Jリーグ再挑戦が難しいという見解を示している。
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