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名古屋グランパスと名古屋市の協定締結式中止。河村たかし市長の金メダルかじりが…

名古屋グランパスの筆頭株主であるトヨタ自動車 写真提供: Gettyimages

 名古屋市は今月6日に開催予定だった明治安田生命J1リーグに所属する名古屋グランパスとの連携協定締結式を中止すると公式発表している。

 名古屋市の河村たかし市長は東京五輪の女子ソフトボール競技で金メダルを獲得した後藤希友選手と4日に市庁舎で面会した際、突然マスクを外して同選手のメダルを勢いよくかじりついていた。この一件を巡っては、北京五輪とロンドン五輪の男子フェンシング競技で銀メダルを獲得した太田雄貴氏をはじめ多くのアスリートが河村たかし市長に苦言を呈するなど、周囲から非難の声が挙がっているほか、名古屋市に抗議の電話や殺到。くわえて、後藤希友選手の所属先であるトヨタ自動車も河村たかし市長に対するコメントを発表するなど、騒動に発展している。

 その中、名古屋市はトヨタ自動車が筆頭株主である名古屋グランパスとの連携協定締結式の中止を前日に急きょ発表。中止の理由については明らかになっていないが、周囲では河村たかし市長を巡る問題が関連しているという見方が広まっている。

 河村たかし市長の金メダルかじり騒動、そしてトヨタ自動車の市長に対する公式声明が名古屋グランパスと市の関係に影響を与える可能性は十分に考えられそうだ。