インテルはアーセナルのスペイン代表DFエクトル・ベジェリンの獲得を目指す中、クラブ間交渉が難航していたが、ここにきて大きく前進しているようだ。30日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。
現在26歳であるベジェリンはアーセナルとの契約を2023年6月まで残している。しかし、本人は今夏退団を望んでいることから、契約延長のオファーを拒否していた。また、同選手にはアトレティコ・マドリードやマンチェスター・ユナイテッドが関心を寄せているが、インテルはすでに選手サイドと契約締結で合意に達しているという。
一方、インテルは先月末からアーセナル首脳陣との交渉を行っているが、アーセナルは完全移籍での放出を望んでいると伝えられていた。しかし、ここにきてアーセナルはレンタルによるベジェリンの放出を容認する方針を固めた模様。これにより、周囲では一気に交渉が進むという見方が広まっているほか、買い取りオプションや買い取り義務が付かない1年レンタルでの決着になるものとみられる。
なお、ベジェリンはバルセロナの下部組織でキャリアをスタートさせると、2012年夏にアーセナルへ加入。その後、ワトフォードへのレンタル移籍をへて2014年夏にトップチーム昇格すると、アーセン・ベンゲル元監督のもとで右サイドバックのレギュラーに定着。2020/21シーズンも今年2月までは主力としてプレミアリーグ22試合で先発メンバーに名を連ねていたが、3月以降は出場機会が大幅に減少していた。
パリ・サンジェルマンへ完全移籍したモロッコ代表DFアクラフ・ハキミの後釜として、ベジェリンはインテルに加わることになりそうだ。
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