エリテセリエン(ノルウェー1部)のオッドBKに所属する元ノルウェー代表FWムシャガ・バケンガに対して、Jリーグクラブや中東のクラブからオファーが届いているようだ。29日、ノルウェーメディア『Nettavisen』が報じている。
現在28歳のバケンガは、ノルウェー国内の強豪ローゼンボリの下部組織出身。2012年1月にはローゼンボリからジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のクラブ・ブルージュへ完全移籍したが、クラブ・ブルージュでは出場機会が確保できず、5度のレンタル移籍をへて2016年夏にローゼンボリへ復帰。その後は、ノルウェー国内の複数クラブを渡り歩くと、昨年1月から無所属状態となっていた。
しかし、同選手は昨夏にオッドBKへ加入。昨季はリーグ戦で19試合に先発出場して15ゴールをあげていた。そして今季はここまで10試合で先発メンバーに名を連ねて11得点をマーク。しかし、先月中旬に太ももの筋肉に問題を抱えると、2試合で欠場を余儀なくされている。
バケンガはオッドBKとの契約を今年12月まで残している。その中、サウジアラビア1部のアル・タエーが同選手の獲得オファーをオッドBKに対して提示しているほか、ここ数日にわたって日本のクラブがバケンガ本人にコンタクトをとっている模様。そのJリーグクラブは同選手のプロフェッショナルな姿勢を高く評価しているという。
同選手はノルウェー国内メディアの取材に対応。自身の去就について「オッドBKのもとに彼らからオファーが受け取ったという報道は事実だよ。だけど、日本からもオファーが届いている。これまで多くのオファーを受けてきたが、極東地域からのオファーは初めてだね。僕としては日本に行きたいよ。もし(Jリーグに)移籍するとなれば、僕の思いが実現する形になるね。これまでの経験を踏まると、(日本でプレーすることに)価値があると認識している。これまで経験からしてフィットするはずだよ」と説明している。
なお、Jリーグでプレーする北欧出身の選手としては、元デンマークU21代表FWキャスパー・ユンカーや元デンマーク代表DFアレクサンダー・ショルツがいる。果たしてバケンガのJリーグ挑戦という願いは実現するのだろうか。
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