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遠藤航、主将就任の背景に同僚の総意が!シュツットガルト監督が本人に直電

遠藤航 写真提供: Gettyimages

 東京五輪のU24日本代表MF遠藤航は、VfBシュツットガルトで2021/22シーズンのキャプテンに就任しているが、ドイツメディア『キッカー』は26日にキャプテンが決定するまでの過程について伝えている。

 現在28歳の遠藤航は浦和レッズで頭角を現し、FIFAワールドカップ・ロシア大会の日本代表に選出。そして2018年夏にジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のシント=トロイデンVV(STVV)へ完全移籍すると、わずか1年で当時2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)で戦っていたシュツットガルトへレンタルにより加入。2019/20シーズンはシーズン途中からレギュラーに定着し、ブンデスリーガ復帰に貢献。買い取りオプション行使による完全移籍での加入が決まると、2020/21シーズンはブンデスリーガで33試合に先発出場。中盤センターで安定したプレーには定評があり、ペルグリノ・マタラッツォ監督も絶大な信頼を寄せていた。

 その中、シュツットガルトは今月24日、契約満了により退団した元ドイツ代表MFゴンサロ・カストロにかわり、遠藤航がキャプテンに就任したことを公式発表。これについてマタラッツォ監督は「我々のキャプテンは全員をまとめることが求められるし、私はその要素を重視している。ワタルは他の選手のために責任を終える存在だ」と語っていた。

 そして、『キッカー』はチームメイトの総意として、遠藤航がキャプテンにふさわしいという結論に達していたと報道。マタラッツォ監督は遠藤航に電話でキャプテン就任を伝えていた模様。本人もビデオメッセージを通じて指揮官やチームメイトに対して感謝の言葉を述べたという。

 なお、遠藤航は現在U24日本代表の一員として東京五輪の男子サッカー競技に臨んでいる。同選手はここまでグループステージ第1節の南アフリカ戦、第2節・メキシコ戦の2試合いずれもフル出場しており、チームの勝利に大きく貢献している。