トリノのイタリア代表FWアンドレア・ベロッティは、以前からローマ移籍の噂がささやかれているが、ここにきてラ・リーガ行きの可能性が浮上しているようだ。24日、イタリアメディア『Sportitalia』が報じている。
現在27歳であるベロッティの去就を巡っては、トリノとの現行契約が来年6月までとなっているが、現時点で新契約締結への動きに進展はない模様。また、トリノのウルバーノ・カイロ会長は先日、同選手に対する新契約の内容について条件面の見直しを行わない考えを示したため、同選手が今夏退団に向かっているものとみられる。
また、トリノが3400万ユーロ(約45億円)を求める中、ミランとローマが移籍金1500万ユーロ(約20億円)+ボーナスという条件でオファーを提示していた。しかし、ミランはチェルシーからフランス代表FWオリビエ・ジルーを獲得したため、ベロッティの争奪戦から撤退するものとみられる。
その中、ローマの他にセビージャもベロッティ獲得に興味を示している模様。セビージャはすでに同選手の代理人やトリノにコンタクトをとっていることから、ローマと獲得レースを繰り広げるという見方が広まっているようだ。また、アーセナルも去就が不透明であるフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットの後釜候補にベロッティをリストアップしていると伝えられている。
なお、ベロッティは2015年夏にパレルモからトリノに加入すると、強靭なフィジカルやゴール前での決定力を武器に前線でレギュラーに定着。直近2、3シーズンでは一時期不調に悩まされることもあったが、2020/21シーズンはリーグ戦で33試合に先発出場し13ール7アシストをマーク。くわえて、同選手はほぼ全試合でゲームキャプテンを任せられていた。また、イタリア代表の一員として臨んだEURO2020では、1試合で先発出場、5試合で途中からピッチに立ち、優勝に貢献している。
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