明治安田生命J2リーグの東京ヴェルディは23日午前、「『なしすましアカウント』によるSNS上の差別的な投稿に対して」と題した公式声明を出している。
なりすましアカウントによる差別的なコメントの問題を巡っては、今月に行われたJ1リーグ第22節の横浜F・マリノス対アビスパ福岡で、試合後に横浜F・マリノスのサポーターなりすましたアカウントから差別的なコメントが寄せられると、これにスウェーデン代表DFエミル・サロモンソンが反応。両クラブが対象人物の特定、処分にむけて調査を行う事態に発展している。
また、鹿島アントラーズも第22節・柏レイソル戦後にクラブ公式SNSアカウントに対して、なりすましアカウントから差別的なリプライがあったことが問題となっており、小泉文明社長が公式声明を出している。
その中、東京ヴェルディは「SNS上で実在する弊クラブのサポーターのアカウントになりますし、他クラブや他クラブの選手に対して差別的な表現や誹謗中傷で相手を貶めるような投稿をする『なりすましアカウント』が見つかりました。プロフィール写真やプロフィール内容もまったく同じで巧妙になりすましており、投稿で攻撃した相手のみならず、真似たアカウントの保有者も傷つけています」
「弊クラブでは、こうした行為に反対し、『なりすましアカウント』による被害を拡大させないようにSNSを運用する事業者にも『なりすましアカウント』の投稿削除やアカウントの凍結を求めていきます。皆様もなりすましアカウントを見つけた際には、SNSを運用する事業者へ投稿削除やアカウントの凍結を依頼するご連絡をお願いします」と声明を発表。なりすましアカウントによる被害があったことをサポーターや関係者に対して報告している。
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