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バルサ復帰熱望も…中国クラブ退団のブラジル代表MFが中東移籍

パウリーニョ 写真提供: Gettyimages

 中国スーパーリーグの広州FC(旧広州恒大)を先月下旬に退団したブラジル代表MFパウリーニョは、バルセロナ復帰を望むコメントを残していた。しかし、本人の望みが実現することはなく、サウジアラビア1部のアル・アハリへ加入することが22日に公式発表されている。

 現在32歳のパウリーニョは、2015年6月にトッテナム・ホットスパーから広州FCへ完全移籍により加入。その後、2017年夏にバルセロナへ加入したものの、翌年にレンタル移籍により広州FCへ再加入。2019年には買い取りオプションが行使されたが、今年6月22日に退団が発表されていた。

 同選手は広州FCを退団した直後にスペインメディアのインタビューに対応。自身の去就について質問を受けると、「僕にとって、(移籍において)年俸や契約期間というものは問題にならないし、お金を最優先に考えたことはない。だから、バルセロナに戻ることは問題にならないよ」とバルセロナ復帰を望んでいることを示唆するコメントを残していた。

 しかし、パウリーニョのもとにバルセロナからのオファーは届くことはなく、アル・アハリと年俸400万ドル(約4億4000万円)による3年契約を結んでいる。

 なお、アル・アハリは2020/21シーズンの国内リーグ戦で勝ち点39の獲得にとどまっており、2部降格圏の14位アル・カーディシーヤからわずか4ポイント差の8位でシーズンを終えている。また、先月25日には明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪でプレーしていたブラジル人DFダンクレーと2年契約を結んでいる。