ミランはチェルシーのフランス代表FWオリビエ・ジルーを今週中に公式発表する見込みとなっているようだ。13日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。
現在34歳であるジルーの去就を巡っては、2020/21シーズン終了後にミランがフリーでの獲得に迫ったものの、チェルシーが来年6月までの契約延長を発表。ミランがあくまでもフリーの獲得にこだっていたこともあり、同選手からターゲットを切り替える可能性が噂されていた。
しかし、ミラン首脳陣は選手サイドと年俸400万ユーロ(約5億3000万円)の2年契約、1年間の契約延長オプション付帯という条件で先月中旬に個人合意。そして今月はじめにチェルシーとの交渉を再開すると、移籍金100万ユーロ(約1億3000万円)+ボーナス100万ユーロという条件でクラブ間合意に達している。
ジルーは2020/21シーズン終了後にフランス代表の一員としてEURO2020に臨むと、グループステージ第2節・ハンガリー戦と決勝トーナメント1回戦・スイス戦の2試合で途中出場。チームはスイス相手にPK戦の末に敗れていた。
その中、ミランとチェルシーの取引が完了したことにより、16日にもイタリア国内でメディカルチェックを受ける予定となった模様。問題がなければ、正式にサインを交わすことになる。
なお、ミランはスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチとも来年6月までの1年契約を結んでいるが、同選手は先月中旬に左ひざの手術を受けている。万全のコンディションで2021/22シーズンの開幕を迎えられるか微妙であるだけに、ジルーにかかる期待は大きくなるはずだ。
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