ラ・リーガ(スペイン1部)のエイバルをレンタル期間満了により退団した日本代表FW武藤嘉紀は去就不透明と伝えられる中、ニューカッスル・ユナイテッドのプレシーズンマッチに出場する可能性があるようだ。12日、英メディア『Chronicle Live』が報じている。
現在28歳の武藤嘉紀は、エイバルからニューカッスルへ復帰。ニューカッスルとの契約を来年6月まで残しているが、スティーブ・ブルース監督は同選手を構想に含めていないため今夏放出の可能性があると伝えられていた。しかし、現時点で他クラブからオファーが届いていないこともあり、武藤嘉紀本人は今月6日から始まっているプレシーズントレーニングに参加している。
ニューカッスルは今週末に控えるトレーニングマッチでナショナルリーグ・ノース(イングランド6部相当)のヨーク・シティと対戦する予定となっている。『Chronicle Live』の報道によると、この一戦ではアラベスでのレンタル期間を終えて復帰したフランス人DFフロリアン・ルジューヌとともに、武藤嘉紀にも出場機会が与えられる模様。武藤嘉紀に、本来のパフォーマンスを発揮するチャンスが巡って来そうだ。
なお、武藤嘉紀は2015年夏にFC東京からマインツへ完全移籍。2018年夏にはニューカッスル・ユナイテッドへ加わったが出場機会に恵まれず、昨夏にエイバルへ1年レンタルにより加入。2020/21シーズンは15試合の先発出場にとどまったほか、今年3月から1カ月以上にわたりベンチ外となると、シーズン終了後に日本代表MF乾貴士とともに退団が公式発表されていた。
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