偽アカウントによる誹謗中傷・差別投稿が問題に…横浜FMが福岡戦後に公式声明

　明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスは11日、10日に開催されたJ1リーグ第22節・アビスパ福岡戦後にサポーターになりすましたアカウントによる差別的な投稿が行われたことを受けて公式声明を発表している。

　この問題は、アビスパ福岡のスウェーデン代表DFエミル・サロモンソンに対して、横浜F・マリノスのサポーターと思われる人物がSNSを通じて差別的な言葉を送ったものであり、サロモンソンは怒りや悲しみをあらわにするコメントを投稿。しかし、直後にマリノスのサポーターになりすました悪質なフェイクアカウントであることが判明している。

　これを受けて、横浜F・マリノスは公式サイトを通じて「7月10日（土）にニッパツ三ツ沢球技場で開催された『2021明治安田生命Ｊ１リーグ第22節　横浜F・マリノス vs アビスパ福岡』の試合終了後に、SNS上で弊クラブサポーターになりすましアビスパ福岡の選手に対する差別的な投稿が確認されました。この投稿は、実在する人物のアカウント本人になりすまして投稿されており、このような行為は卑劣であり到底許されるものではありません」

　「横浜 F・マリノスは、「『FAIR PLAY, FAIR SUPPORT』差別・挑発・迷惑行為は、絶対に許しません」をスローガンに、 人権啓発活動を行っております。そのような中、このようなことが起きたことは非常に残念でなりません。横浜 F・マリノスは、いかなる差別的な行為 も絶対に許すことはありません」と声明を発表。改めて差別と戦う姿勢を打ち出している。