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バルサ、フランス代表FWに契約延長オファー。負傷離脱で今夏売却は消滅か

ウスマン・デンベレ 写真提供: Gettyimages

 バルセロナはEURO2020の試合で負傷したフランス代表FWウスマン・デンベレに対して、契約延長のオファーを行ったようだ。29日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が報じている。

 デンベレとバルセロナの契約は来年6月までとなっているが、選手サイドはバルセロナ残留と来夏移籍の両方を視野に入れている模様。また、同選手にはユベントスが年俸900万ユーロ(約12億円)による5年契約を提示したほか、パリ・サンジェルマン(PSG)も来夏にフリーで獲得することを検討していると伝えられている。

 バルセロナは当初、デンベレが契約延長に応じない場合は今夏のマーケット期間で売却する方針を立てていた。その中、同選手は今月19日に行われたEURO2020グループステージ第2節・ハンガリー戦で右大腿筋を損傷。すでにフィンランド国内で手術を行っており、復帰までおよそ4カ月を要するものとみられる。

 これにより、デンベレが今夏に退団する可能性は消滅。バルセロナ首脳陣は同選手に対して、減俸による新契約のオファーを提示したという。

 なお、デンベレは2017年夏にブラジル代表FWネイマールの後釜としてボルシア・ドルトムントからバルセロナへ完全移籍により加入。移籍当初は度重なる負傷離脱により出場機会が限られ、周囲から批判を浴びていた。今季もラ・リーガで19試合、UEFAチャンピオンズリーグで4試合の先発出場にとどまるなど、レギュラー定着には至っていない。