インテルは今季までミランでプレーしていたトルコ代表MFハカン・チャルハノールをフリートランスファーにより獲得しているが、来夏もミランを契約満了となる選手の獲得に動くかもしれない。28日、イタリア紙『トゥットスポルト』が報じている。
チャルハノールはミランとの契約延長交渉において、年俸400万ユーロ(約5億2000万円)+ボーナスのオファーを受け入れず、インテルと年俸500万ユーロ(約6億5000万円)+ボーナスによる3年契約で合意に達したことにより、ライバルクラブへの移籍を決断。両クラブのファンの間で議論を呼んでいた。
今季スクデットを獲得したインテルだが、ミランと来年6月に契約満了を迎えるコートジボワール代表MFフランク・ケシエの動向を注視している模様。現在24歳の同選手は、2017年夏にアタランタからミランへレンタルにより加入。2019年にミランへの完全移籍が決定すると、昨季は公式戦35試合で先発出場。今季もセリエA36試合で先発メンバーに名を連ねたほか、UEFAヨーロッパリーグでも6試合で先発出場するなど、中盤センターで必要不可欠な戦力として来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得に大きく貢献している。
ミラン首脳陣は選手サイドと契約延長にむけて交渉を行っており、来季開幕前に新契約を結びたい考えを持っている模様。現行契約における年俸は220万ユーロ(約2億9000万円)であり、クラブ側は年俸380万ユーロ(約5億円)+ボーナスによる5年契約でオファーを提示した模様。ところが、選手サイドは直近2シーズンにおけるパフォーマンスを加味して、600万ユーロ(約7億9000万円)を要求していることから、交渉が難航することが予想される。
なお、ケシエにはパリ・サンジェルマンやマンチェスター・シティなど、イタリア国外の複数クラブも関心を寄せている。ミランとしては、フリーでの流出を避けたいところだが、高額年俸の要求により交渉の先行きは不透明だ。
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