インテル、クロアチア代表MFが今夏退団か！チャルハノール加入で高額年俸要求へ

　インテルはミランで今季までプレーしていたトルコ代表MFハカン・チャルハノールの獲得を決めているが、クロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチに退団の可能性があるようだ。26日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。

　現在28歳のブロゾビッチは、2016年夏にクロアチア国内の強豪ディナモ・ザグレブからインテルへ加入。中盤センターの主力としてチームを支えると、今季は公式戦36試合に先発出場して2ゴール7アシストをマーク。2010/11シーズン以来となるスクデット獲得に貢献していた。

　ブロゾビッチはインテルとの契約を来年6月まで残しているほか、現在350万ユーロ（約4億6000万円）の年俸を受け取っている。一方、インテルはチャルハノールと年俸500万ユーロ（約6億5000万円）+ボーナスによる3年契約を締結。チャルハノールが好条件で加入したことを受けて、ブロゾビッチはクラブに対して年俸600万ユーロ（約7億9000万円）を求めるとのことだ。

　ブロゾビッチは現在クロアチア代表の一員としてEURO2020に臨んでいる。そのため、インテル首脳陣はEURO2020終了後に選手サイドとの契約延長交渉を再開する模様。ただ、チャルハノールと同等以上の年俸額を求めるブロゾビッチとの交渉が破談に終わった場合には、放出に踏み切る可能性があるようだ。

　なお、インテルはクラブ財政の改善を図るためにも、今夏のマーケット期間で複数選手を放出するという方針を固めている。すでにモロッコ代表DFアクラフ・ハキミのパリ・サンジェルマン移籍がほぼ確実となる中、ブロゾビッチの去就にも注目が集まる。