レアル・マドリードのフランス代表DFラファエル・バランは今夏退団が噂されているが、どうやらマンチェスター・ユナイテッドへの加入を望んでいるようだ。25日、英紙『デイリーメール』が報じている。
バランの去就を巡っては、レアル・マドリードとの現行契約が来年6月までとなる中、クラブ首脳陣が慰留に努めている。また、選手サイドにはすでに新契約のオファーを提示しているが、現時点でも返答がない模様。くわえてアメリカメディア『ジ・アスレチック』は、バラン本人が新たな挑戦を望んでいることから、契約延長には応じない可能性が高いと主張している。
レアル・マドリード首脳陣は同選手の今夏放出を覚悟しており、後釜候補としてセビージャのフランス代表DFジュール・クンデをリストアップ。くわえて、来季終了後にフリーで放出することを避けるべく、バランの獲得を望むクラブに対する要求額を6000万ユーロ(約79億円)から5000万ユーロ(約65億円)へ引き下げると伝えられていた。
バランの移籍先候補にはパリ・サンジェルマンやマンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシーなどがあがっているが、本人はマンチェスター・ユナイテッドを新天地に選択することを望んでいるという。しかし、選手サイドは週給40万ポンド(約6200万円)を求めており、これがマンチェスター・ユナイテッド移籍にむけた障害になると『デイリーメール』は主張している。
なお、バランは2011年夏にRCランスからレアル・マドリードへ完全移籍により加入。セルヒオ・ラモスとともに最終ラインに必要不可欠な戦力としてチームを支え、UEFAチャンピオンズリーグ3連覇をはじめこれまで数多くのタイトル獲得に大きく貢献してきた。今季も守備陣の主力として公式戦41試合に先発出場したが、チームは無冠に終わっていた。
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